一九五六(昭和三一)年ごろから使われはじめた「成人病」は、発病が低年齢化し、また誘発原因として食生活や喫煙、飲酒などの生活習慣の影響が大きいことから、九六(平成八)年一○月、厚生省は四○年にわたって使われてきたこの名称を改めることを決めた。早期発見・早期治療を一歩進めて、生活改善などの予防対策を強力に押し進めると同時に、若い世代に対して、この種の病気への自覚を促すのが狙い。医学用語ではないので病気の範囲はあいまいだが従来、成人病として扱われていた脳卒中、心臓病、がん、糖尿病などに加えて、肝疾患、胃潰瘍、骨粗鬆症、歯周囲炎など、生活習慣に問題のある疾患はすべて、この生活習慣病に含まれる。